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ホテルには普通充電器がいっぱいあった方が良いというお話し

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株式会社I-S3 の益田と申します。 弊社は、再生可能エネルギーの普及を目的としており、その普及には再生可能エネルギーの電源に加え、身近で最大級の蓄電池を搭載した電気自動車(EV)の普及が重要と考え、再エネとEV充電を軸に活動しております。 EVの充電ではAC200Vでの普通充電が最も大切です。 特に、ご自宅や職場などの滞在時間が長い場所に普通充電器を設置して基礎充電を行うことで日常の利便性を確保できます。 ご自宅に設置できれば、最近のEVであれば殆どストレスなく運用できると思います。 長距離移動の際にはテスラであればスーパーチャージャーを利用できますし、その他のブランドでも徐々に急速充電スポットが増えていく事でしょう。 これだけでも何とかEVを運用できる様な気もしますが、さらにもう一つ重要な、場合によっては急速充電網よりも重要な要素があります。 それは、『目的地充電』(デスティネーションチャージング)です。 お仕事や休暇で出かけた場合、夜はホテルということも多いと思います。 そんな時にお泊まりのホテルに普通充電器があったらどうでしょう? 急速充電器ではなく普通充電器です。 急速充電器では30分程度で充電が終わったら移動しなければなりません。 高級ホテルでお車の移動はホテルがやってくれる場合は良いですが、自分で移動させるのは面倒臭いですよね。 そう考えるとホテルでの充電は普通充電に限るって話になります。 普通充電器の消費電力はものによる違いもありますが、概ね6kW前後です。 この容量であれば、それなりの大きさのホテルであれば、ある程度の数を大規模改修なしで設置できます。また、一部の機種には負荷分散機能というものが付いていて、電力消費量の上限の中でなるべく多くの普通充電器を運用できるように融通することができます。 その様に運用することで、充電速度は必ずしも十分ではないかも知れませんが、一人でも多くのお客様がお休みの間に車の充電を行うことができる様になります。 朝食を取ってから充電の心配もなく次の目的地に向かうことができるので満足度のアップは間違いありません。 ホテルなどを経営している方は、今すぐに普通充電器をたくさん取り付ける検討をして下さい。 はい、重要です。 女将さんッ❗ #充電 #普通充電器で良いんです https://t.co/8Ps33Yclmv — 調布

普通充電のすすめ

株式会社I-S3 の益田と申します。 再生可能エネルギーの普及を目指しています。 普及のためには再生可能エネルギーの電源に加え、身近で最大級の蓄電池を搭載した電気自動車(EV)の普及が最重要と考え、再エネとEV充電を軸に活動しております。 EVの充電では兎角、急速充電の話題が盛り上がりますが、実は一般の方がEVを所有されても急速充電をする機会はさほどありません。 と言うのも、EVの基礎充電は家庭などのAC200Vで行う普通充電で、30分程度という短い時間で急速にDCで充電を行う急速充電は出先で電気が足りなくなる場合の緊急避難的な位置付けです。 急速充電網はEVの売れ行きに大きな影響を与えるキラーアイテムだとは思うけど、実用上は普通充電器をアホみたいに普及させる事の方が大切です。 自宅、駐車場、職場、店舗、ホテルなどに大量設置ですよ。 — Suomi Masuda (@SuomiMasuda) January 19, 2022 そもそも、最近のEVの航続距離は300kmを超えるものも多く日常的にこれ以上の距離を走行される方は少ない筈です。 通勤や買い物での使用であれば、1年に一回も急速充電器を使わないということも普通に起こり得ます。 そうすると、実用上は普通充電器の充実が重要だということがわかって頂けると思います。 自家用車は製造から廃棄までの時間の96%程度は駐車しているとのことですので、その駐車時間に充電を行うのが合理的でしょう。 実際に長い時間駐車している場所は、自宅、自宅近くの駐車場、職場、その他です。 その他には、商業施設、ホテル、遊園地、ジムなど滞在時間が数時間と割と長い場所が含まれます。 そんな場所に、普通充電器を兎に角多く設置することが大切です。 費用的には普通充電器は急速充電器と比べて非常に安価で1機しか取り付けない場合でも15~20万円程度で設置が可能です。 (現地の状況や設置方法で大きく異なります。 )リースなどを利用すると初期設置費用なしでの設置も可能ですし、最近では使い勝手の良い課金システムも用意されています。 万が一利用が殆どない場合でも、1機当たり月額1万円未満の負担で普通充電器が設置できますので、基本的にはなるべく多く設置することが重要です。 (参考: エネチェンジ ) テスラの デスティネーションチャージング の様に、充電器設置場

太陽光発電とEV

株式会社I-S3 の益田と申します。 再生可能エネルギーの普及を目指しています。 普及のためには再生可能エネルギーの電源に加え、身近で最大級の蓄電池を搭載した電気自動車(EV)の普及が最重要と考え、再エネとEV充電を軸に活動しております。 そもそも、なぜ私たちが再生可能エネルギーの中でも特に太陽光発電に注力しており、その太陽光発電との組み合わせでEV充電に着目しているのかというお話です。 太陽光パネル一枚で毎年1500kmのドライブができるんだよね。恐らく10枚くらい取り付ければEVの消費分くらいは自給自足できると言うことになります。 庭から原油が湧かない人にはお勧めです。 — Suomi Masuda (@SuomiMasuda) January 18, 2022 先ず、世の中では太陽光発電に関して賛否両論色々ありますが、基本的な事柄を踏まえると概ねメリットしかないことがわかります。反対派の方々が論拠として持ち出すデメリットも本当はデメリットではなかったり、冷静に数字を吟味すると寧ろ従来の他の方法よりも優れていたりするので注意が必要です。 先ずは、太陽光パネルでの発電の話に入る前に、もっと大きな枠組みで太陽光のエネルギーを用いた発電の話をします。実は、我々が日常使う電力の大半は大昔から太陽光で供給されるエネルギーを用いています。厳密にいうと原子力発電と地熱発電以外は全て太陽光で地表に供給されるエネルギーを用いた発電方式です。化石燃料も大昔に太陽の光を受けて成長し、活動した生物の死骸ですので、太陽光のエネルギーを貯蔵しているに過ぎません。水力も同様で、水がダムなどに蓄えられて位置エネルギーを持つのは太陽光により加熱されるからに他なりません。 その様に考えてみたとき、太陽光パネルの変換効率はたったの20%と言えるでしょうか?(20%程度というのは単純に事実です。) 例えば、その20%の効率で日本の標準的な気候で発電するとどのくらいの電力が得られるでしょうか? 例えば300Wpの今時の太陽光パネルを考えると、その一枚だけで年間でおよそ300kWhの電力を得ることが出来ます。300kWhはEVで1500km走ることができる電力です。 一年間、パネルのない地面に光を当てると同等の量のガソリンが得られるでしょうか?雑草が生えるにしても、そのバイオマスで火力発電したとして

職場でのEV充電に関して

株式会社I-S3 の益田と申します。 再生可能エネルギーの普及を目指しています。 普及のためには再生可能エネルギーの電源に加え、身近で最大級の蓄電池を搭載した電気自動車(EV)の普及が最重要と考え、再エネとEV充電を軸に活動しております 。 実は、自動車は大半の時間、駐車場に停まっています。 EVに限らず自動車は購入してから廃棄されるまでの大半の時間を駐車に費やすので、その駐車時間を用いて如何に効率的に充電するかが重要になってきます。 因みに、自家用車の平均の稼働率は我が国に於いては4.2%と言われており、実に96%の時間は駐車している計算になります。 EVを走らせる為には当然、充電が必要です。充電には従来のガソリンや軽油の給油よりも長い時間がかかります。 直流の急速充電ですと概ね30分程度、交流の普通充電ですと概ね一晩程度の時間がかかります。 多くのEVに乗ったことのない人やEV懐疑論者はそれをあげつらってEVは内燃機関を搭載した車(ICE車)よりも不便であると主張します。 特に、高速である急速充電においてもガソリンの給油よりも遅いことを問題視しがちです。 しかし、実際のEVの運用方法を考えると、実は不便どころか実質的に利便性はICE車よりも向上しているとさえ言うことができます。 と言うのもEVの充電は主として帰宅後の深夜に行うことが多く、帰宅時に充電器のプラグを差し込むと次の朝には満充電になっており、実質的な充電に拘束される時間がゼロであるからです。 また、近頃のEVの航続距離は概ね300kmを超えるものも増えており、出先で急速充電をする機会は極めて少ないであろうことが予想されます。 (単純に稼働率4%の車では、時速100kmで移動したと仮定しても100km程度しか進めません。) そこまでは、多くの方が納得して下さるのですが、次に登場するのが「俺はマンション住まいで夜は充電できないんだ! どうしてくれる? 」族です。 実際には、我が国で自動車を所有する世帯の70%以上は戸建住宅に住んでおられるので、彼らは決して多数派ではないのですが、都市部を中心に相当数の方がおられるので、無視するのも乱暴な話でしょう。 では、そんな彼らにも無駄に拘束されずに充電ができるタイミングはあるのでしょうか? もちろんあります! 我が国の失業率は3%以下なので、労働可能な年齢の方のかな

電気自動車の電費 〜 ガソリン車と比べて安いの?

株式会社I-S3 の益田と申します。 弊社は、再生可能エネルギーの普及を目的としており、その普及には再生可能エネルギーの電源に加え、身近で最大級の蓄電池を搭載した電気自動車(EV)の普及が重要と考え、再エネとEV充電を軸に活動しております。 ガソリン車ならガソリン、ディーゼル車なら軽油を給油する必要があるのと同様に、電気自動車を運用するには充電をしなければなりません。当然、電気もタダではありませんから金額が気になります。電費は当然、車種や乗り方によっても大きく変わりますが、概ね1kWhの電気で5kmくらいは走れると考えておけば無難でしょう。 電気を購入する際は、月締めでkWh単位での購入になるので、L単位での購入のガソリンと比較するとやや複雑ですが、以下の様に考えると簡単です。 燃費比較 ガソリン車の場合、1Lで走れる距離は概ね10km~30kmの間です。そうするとEVが5km走ることができる1kWh分の電気と同じだけ必要なガソリンの量は以下の様になります。   1Lで10km走れる車の場合(レギュラーガソリンが150円/Lの場合)               [ 5km/10km ]  × ガソリン単価(150円)= 75円         1Lで30km走れる車の場合(レギュラーガソリンが150円/Lの場合)                 [ 5km/30km ]  × ガソリン単価(150円)= 25円  上記の金額が、あなたがガソリン車で5kmを移動するのにかかる燃料費です。電気代は契約プランにもよりますが、全国的に概ね25円/kWh前後なので、30km/Lの燃費の車でやっとEVの電気代と同等になれるということになります。 しかし! ここで 盲点 があるので注意が必要です。 電気は自宅で充電、ガソリンスタンドへ行かなくて良い 電気はご自宅で充電できますが、ガソリンはガソリンスタンドまで出かけて汲みに行かねばなりません。その往復の交通費や手間を考えると、ガソリン車は燃料費においてEVに勝つのはほぼ不可能ということになります。 そもそも、家に帰って充電器を車に刺すだけの方が便利に決まっているじゃないですか?金額も安くて、手間も少ない、音も匂いもなくて良いとこばかりです。 うるさい音を出すだけのマフラーなどの社外部品をあなたの家族が欲しがることもありませんし、デ

EV充電 〜自宅や職場などでの普通充電

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  株式会社I-S3 の益田と申します。 弊社は、再生可能エネルギーの普及を目的としており、その普及には再生可能エネルギーの電源に加え、身近で最大級の蓄電池を搭載した電気自動車(EV)の普及が重要と考え、再エネとEV充電を軸に活動しております。 EV充電の話となると、どうしても急速充電のことが話題になりやすいです。 急速充電に関しては、巷でよく見るCHAdeMO規格の充電は、国産EVでもテスラ(アダプターが必要)などの輸入EVでも用いることが出来て便利ですが、30~40kW程度の充電速度のものが多いので、一回30分の充電で走ることができる距離が100km未満と短く、利便性には難があります。 早期に競争力のある充電速度の充電器を一箇所に複数台並べるなどの整備が望まれます。 その点、テスラが提供するスーパーチャージャーは充電速度も125kW~250kWと高速であり、一箇所あたりの充電器の台数も多く、現在、急ピッチで全国に設置が進んでいることから、現時点でテスラとテスラ以外の全てのEVメーカーという比較を行うと、テスラの利便性が圧倒的に優っていると結論せざるを得ません。 つまり、日本において 長距離走行を考慮した場合 にまともに運用できるのはテスラだけということになります。 もちろん、この状況は時事刻々変わってはいくでしょう。 しかし、先ほど、 長距離走行を考慮した場合 と述べたのには意味があります。 日本において、自家用車の稼働率は4%程度であり、自家用車は平均して1日に1時間程度しか走行しません。 そうすると長距離走行というものは極めて例外的な行動ということになります。 また、昨今のEVは実用領域でも300km程度の走行は可能ですから、300kmを超えない限り急速充電の需要は殆どないと言っても過言ではありません。 もちろん、遠出をする場合には急速充電は必要ですし、車の選定の際の指標の一つにはなりますが、実際にEVを運用する際に日常最も重要なのはご自宅や職場、商業施設などの滞在時間の長い場所での基礎充電(AC200V普通充電)になります。 つまり、 あなたが長時間駐車する場所に普通充電器を設置することが重要です 。 長時間充電する場所は、自宅、自宅近くの駐車場、職場、商業施設やホテルなどでしょう。 そのような場所に一個ずつ充電器を設置して行くことが私たちの目標です。 不