普通充電のすすめ

株式会社I-S3の益田と申します。

再生可能エネルギーの普及を目指しています。 普及のためには再生可能エネルギーの電源に加え、身近で最大級の蓄電池を搭載した電気自動車(EV)の普及が最重要と考え、再エネとEV充電を軸に活動しております。

EVの充電では兎角、急速充電の話題が盛り上がりますが、実は一般の方がEVを所有されても急速充電をする機会はさほどありません。 と言うのも、EVの基礎充電は家庭などのAC200Vで行う普通充電で、30分程度という短い時間で急速にDCで充電を行う急速充電は出先で電気が足りなくなる場合の緊急避難的な位置付けです。


そもそも、最近のEVの航続距離は300kmを超えるものも多く日常的にこれ以上の距離を走行される方は少ない筈です。 通勤や買い物での使用であれば、1年に一回も急速充電器を使わないということも普通に起こり得ます。 そうすると、実用上は普通充電器の充実が重要だということがわかって頂けると思います。


自家用車は製造から廃棄までの時間の96%程度は駐車しているとのことですので、その駐車時間に充電を行うのが合理的でしょう。

実際に長い時間駐車している場所は、自宅、自宅近くの駐車場、職場、その他です。 その他には、商業施設、ホテル、遊園地、ジムなど滞在時間が数時間と割と長い場所が含まれます。

そんな場所に、普通充電器を兎に角多く設置することが大切です。 費用的には普通充電器は急速充電器と比べて非常に安価で1機しか取り付けない場合でも15~20万円程度で設置が可能です。 (現地の状況や設置方法で大きく異なります。 )リースなどを利用すると初期設置費用なしでの設置も可能ですし、最近では使い勝手の良い課金システムも用意されています。 万が一利用が殆どない場合でも、1機当たり月額1万円未満の負担で普通充電器が設置できますので、基本的にはなるべく多く設置することが重要です。 (参考:エネチェンジ


テスラのデスティネーションチャージングの様に、充電器設置場所は登録することが可能でEVを吸い寄せる効果も期待できます。 これにより、それぞれの本業にも良い効果が期待されます。 特に滞在時間の長いホテルなどの業種では、急速充電の様に一回30分というのは非常に不便です。 滞在期間の間はずっと挿しっぱなしで良い様に設置数を増やすのがお勧めです。


自宅用でも、課金機能付きでも、テスラのデスティネーションチャージングでも弊社で相談をお受けしておりますので、是非、お気軽にお問い合わせ下さい。

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